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リッツカールトン 日光 建築|湖・山・森林を取り込む設計

   

リッツカールトン 日光 建築

 

The XYZ Lounge へ本日もお越しいただきありがとうございます。

ザ・リッツ・カールトン日光(にっこう)の建築を理解するには、豪華な家具や高価な素材だけを見るのではなく、建物と奥日光の景観がどのように結び付けられているかを読み解く必要があります。

このホテルの設計で中心に置かれているのは、建築物そのものの強い造形ではありません。

中禅寺湖(ちゅうぜんじこ)、男体山(なんたいさん)、周囲の山地や森林を、客室からの眺望と移動体験へ取り込むことが建築の出発点です

日建設計(にっけんせっけい)は、3つの印象的な眺望へ正対するように3つの客室棟を配置したと説明しています。

すべての客室には奥行きのあるテラスが設けられ、テラスを構成する杉材が外の景色を一枚の絵のように切り取ります。

この記事では、リッツカールトン日光の建築設計者、建物の配置、テラス、客室、自然素材、温泉への動線、中禅寺湖畔の歴史までを、公式・公的資料に基づいて詳しく解説します。

【この記事でわかること】

  • リッツカールトン日光の建築設計を担当した組織
  • 3つの客室棟が採用された理由
  • 中禅寺湖や男体山を取り込むテラスの仕組み
  • 杉材によるフレーミングの意味
  • 温泉へ向かう動線に込められた設計意図
  • 奥日光の自然・信仰・国際避暑地との関係

🏛️リッツカールトン日光の建築概要と設計者

最初に、建物の基本情報と、建築・内装・運営に関わった組織の役割を整理します。

建築の基本データ

ザ・リッツ・カールトン日光は、栃木県日光市中宮祠(ちゅうぐうし)2482、中禅寺湖の東岸に位置するラグジュアリーホテルです。

2020年に竣工し、同年7月15日に開業しました。

建築設計・監理は日建設計が担当し、客室数は94室です

項目 内容
施設名 ザ・リッツ・カールトン日光
所在地 栃木県日光市中宮祠2482
建築主 東武鉄道株式会社
建築設計・監理 株式会社日建設計
竣工 2020年
開業日 2020年7月15日
客室数 94室
敷地面積 18,982.97平方メートル
延べ面積 14,215.03平方メートル
最高高さ GL+19.013メートル

ホテルは、客室棟、ロビーなどの共用部、2つのレストラン、温泉・スパ、湖畔のあずまやなどで構成されています。

都市中心部の高層ホテルとは異なり、高さから都市を見下ろすのではなく、湖、山、森林との水平的な関係を重視したリゾート建築です。

出典:日建設計「ザ・リッツ・カールトン日光」

建築設計と内装設計の役割

リッツカールトン日光では、建築設計と内装設計を異なる組織が担当しています。

建物全体の建築設計・監理は日建設計、客室と主要な共用部の内装はLAYAN Design Groupが担当しました

担当組織 主な担当範囲
日建設計 建築設計・監理、プロジェクト全体の調整
LAYAN Design Group 客室、パブリックエリアの内装
日建スペースデザイン 温泉・スパの内装
ストリックランド レストランの内装

客室、レストラン、温泉を別々の専門家が担当すると、空間ごとに必要な専門性を導入できます。

一方で、ホテル全体の素材や照明、家具、設備がばらばらにならないよう、設計者同士の綿密な調整が必要になります。

所有・運営・施工も別の役割

ホテルの建築主は東武鉄道、ホテルオペレーターはマリオット・インターナショナルです。

施工は東武建設ほかが担当しました。

東武鉄道がホテルオーナー、マリオット・インターナショナルが運営者、日建設計が建築設計・監理という役割分担です

  • ホテルオーナー:東武鉄道
  • ホテルオペレーター:マリオット・インターナショナル
  • 建築設計・監理:日建設計
  • 施工:東武建設ほか

「リッツ・カールトンが建物を設計した」「LAYANが建築全体を設計した」という説明は正確ではありません。

出典:日建設計「円滑なプロジェクト運営を通じて最高のラグジュアリーを実現する」

🌊リッツカールトン日光の建築を決めた3つの客室棟

このホテルの形を決めた最大の要素は、敷地から見える奥日光の景観です。

3つの印象的な眺望へ正対する配置

日建設計は、3つの印象的な眺望へ正対するよう、3つの客室棟を配置したと説明しています。

先に建物の形を決めて窓を開けるのではなく、どの方向へ視線を向けるかを起点として建物を配置しています

ホテルの客室公式ページでは、中禅寺湖または男体山の眺望が案内されています。

日建設計の英語版プロジェクトページでは、周囲の山々と手つかずの森林を見渡す客室棟として説明されています。

ただし、公式資料は「3つの眺望」が具体的にどの3種類であるかを列挙していません。

そのため、中禅寺湖、男体山、森林を公式に定められた3分類として断定するのではなく、奥日光の複数の景観を取り込む配置として理解するのが正確です。

分棟配置が圧迫感を抑える

94室を一つの長い建物へ収めれば、湖畔に大きな壁を置いたような外観になる可能性があります。

客室棟を3つに分けることで、建築全体のボリュームが視覚的に分節されます。

分棟配置は建物を小さく見せるだけでなく、棟ごとに異なる方向へ視線を向ける自由を生み出します

  • 長大な一枚の外壁を避けられる
  • 客室棟ごとに異なる眺望を確保できる
  • 棟の間に空、樹木、山並みが見える余地をつくれる
  • 建築と周辺自然の境界を分散できる

国立公園内の自然景観に対する建物の存在感を抑える効果も読み取れます。

ただし、最高高さGL+19.013メートルが特定の一つの規制によって決まったとする資料は確認できません。

全客室が同じ方向を向くホテルではない

すべての客室を湖側へ並べれば、分かりやすいレイクビュー型のホテルになります。

リッツカールトン日光では、複数の自然景観が客室の価値として扱われています。

この建築の特徴は、全客室を同じ方向へ向けるのではなく、土地が持つ複数の方向性を客室棟の配置へ反映したことです

中禅寺湖へ向く客室では、水面と対岸の山がつくる水平的な広がりが中心になります。

男体山へ向く客室では、山の輪郭が視線の中心になります。

個別の客室から見える景色は、客室タイプと位置によって異なるため、予約時点の公式情報で確認する必要があります。

🖼️リッツカールトン日光の建築を象徴する深いテラス

すべての客室に設けられたテラスは、単なる屋外スペースではありません。

室内と自然の間に置かれた中間領域

客室の窓のすぐ外に自然があるのではなく、室内と景観の間へ奥行きのあるテラスが置かれています。

テラスは、内部と外部の間で日射、風、視線、距離を調整する中間領域です

  • 強い日射が室内へ直接入るのを和らげる
  • 窓の外に奥行きをつくる
  • 景観を見る位置を整える
  • 外気を感じる場所をつくる
  • 外観に陰影を与える

深いテラスによって外壁に凹凸が生まれ、客室が単調に並んでいるように見えにくくなります。

杉材によるフレーミング

客室から外を見ると、テラスを構成する杉材が視界の周囲に入ります。

日建設計は、杉材でフレーミングされた眺望を一枚の絵画のように楽しめると説明しています。

フレーミングとは、景色を無制限に見せるのではなく、建築の枠によって見る範囲と視線の中心を整える手法です

柱や梁が画面の縁のように働くことで、湖面の水平線、山の稜線、樹木の垂直線が明確になります。

杉材は周囲の森林と視覚的につながりやすい素材ですが、杉を使うこと自体が目的ではありません。

景観を見るための枠として機能させている点が重要です。

玄関・縁側・テラスによる段階的な接続

ホテル公式の客室案内では、玄関、縁側、石庭、日本式の浴槽などが客室の特徴として紹介されています。

共用廊下から客室へ入り、玄関、居室、縁側、テラスを経て自然へ近づく段階的な構成です

  1. 共用廊下から玄関へ入る
  2. 玄関で外部と室内を切り替える
  3. 居室から縁側的な領域へ視線を移す
  4. 深いテラスを経て自然へ接続する

伝統的な日本家屋をそのまま再現したのではありません。

現代ホテルに必要な空調、遮音、設備を確保しながら、日本建築に見られる段階的な境界を再構成しています。

出典:The Ritz-Carlton, Nikko「Luxury Rooms & Suites」

⛰️リッツカールトン日光の建築と土地の記憶

日建設計は、土地の記憶と時間の流れを空間へ昇華することを建築のテーマに掲げています。

火山活動によって形成された中禅寺湖

環境省によると、中禅寺湖はおよそ2万年前、男体山の噴火による溶岩が渓谷をせき止めて原形が形成されたとされています。

周囲は約25キロメートル、最大水深は163メートルです。

ホテルの前に広がる湖は、人工的なリゾート景観ではなく、火山活動がつくった地形です

建築は、この湖を単なる背景として扱っていません。

客室棟の方向、テラス、柱、梁によって、水面や対岸の山を室内からどのように見るかが調整されています。

出典:環境省「日光国立公園 見どころ・施設」

男体山は信仰の対象でもある

男体山は標高2,486メートルで、日光連山を代表する山です。

山自体が古くから信仰の対象となり、山頂には日光二荒山神社(にっこうふたらさんじんじゃ)の奥宮があります。

男体山は美しい眺望であるだけでなく、奥日光の自然と信仰を結び付けてきた存在です

建築が男体山へ視線を向けることには、山の形を見せる以上の地域的な文脈があります。

ただし、「神聖な力を感じる」など、個人の感覚を客観的事実として断定する必要はありません。

外交官が集まった国際避暑地

中禅寺湖畔は、明治中期から昭和初期にかけて、各国の大使や外交官が別荘を構える国際避暑地として発展しました。

現在も英国大使館別荘とイタリア大使館別荘が公園施設として公開されています。

リッツカールトン日光は、湖畔に国際的な滞在文化が存在した歴史の延長線上に位置するホテルです

イタリア大使館別荘は1928年に建てられ、アントニン・レーモンドが設計しました。

内外壁には杉皮張りの意匠が使われています。

ただし、リッツカールトン日光が同別荘を直接模倣したとする資料はありません。

湖畔の自然と地域素材を国際的な滞在空間へ組み込むという、歴史的文脈の共通性として捉えるのが適切です。

出典:環境省「歴史的建造物群・遺跡やネイチャースポットをめぐる」

🪵リッツカールトン日光の建築を支える素材

素材は豪華さを示すためだけでなく、視線、距離、明暗、身体感覚を調整するために使われています。

木・石・金属の異なる役割

ホテル内では、木材、石材、金属、ガラスなどが組み合わされています。

重要なのは素材の価格ではなく、どの場所でどのような働きを持たせているかです

  • 木材:身体に近い場所へ温度感を与える
  • 石材:地面や岩盤を想起させる重さを与える
  • 金属:接合部や輪郭を精密に整える
  • ガラス:室内と遠景の視覚的な連続性をつくる

杉材はテラスで景観を切り取る枠となり、石材は浴室などで空間に安定感を与えます。

自然素材と特注構法の課題

日建設計のプロジェクト解説では、LAYAN Designの提案に自然素材や特注構法が多く含まれていたことが説明されています。

標準品や工業的な材料が中心となる日本の建設市場では、それらを実現するコストが高くなる可能性がありました。

空間価値と工事費を比較し、個別のアイテムごとに優先順位を付けるコスト管理が行われました

すべてを一律に削減するのではなく、何を残すべきかを設計者、デザイナー、オーナーが継続的に判断する必要がありました。

日光彫を室内意匠へ統合

温泉・スパのトリートメントルームには、日光彫の伝統的な牡丹モチーフを施した建具があります。

日建設計によると、日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)の彫刻師が制作しました。

地域文化を既製の和柄として貼り付けるのではなく、地域の技術を持つ制作者を空間づくりへ参加させています

国際的なホテルブランドの基準と地域の工芸を、一つの建具として統合した事例です。

♨️リッツカールトン日光の建築における温泉動線

このホテルでは、温泉へ到着する前の移動まで、一連の空間体験として設計されています。

温泉へ向かう外廊下

温泉・スパは日建スペースデザインが担当し、「Dignified Tranquility」をコンセプトとしています。

メイン棟から温泉・スパの入口へ向かう際には、静かな外廊下を歩きます。

浴場だけでなく、活動的な共用部から静かな温泉へ意識を切り替える時間まで設計されています

外気、光、音、壁面との距離が変化し、機能的な移動が建築体験へ変わります。

切通と暖簾によるシークエンス

温泉へ向かう通路は、切通に見立てた長く静かな廊下として説明されています。

その先で頭を下げて暖簾をくぐり、温泉へ入ります。

歩く、視界が絞られる、頭を下げるという身体の動きによって、空間の意味が段階的に変化します

段階 変化 建築的な効果
本館を離れる 人の動きから距離を取る 意識を切り替える
外廊下を歩く 外気や自然を感じる 身体感覚を開く
切通状の通路 視界が絞られる 次の空間への期待をつくる
暖簾をくぐる 頭を下げて境界を越える 温泉への移行を明確にする

複数の空間を通る順序で体験を構成する手法は、建築ではシークエンスと呼ばれます。

ブランド初の温泉施設

東武鉄道は、ホテルの温浴施設をザ・リッツ・カールトンとして初の試みと説明しています。

ホテル公式サイトも、ザ・リッツ・カールトンブランドで初めて導入された温泉として案内しています。

「世界初の温泉ホテル」ではなく、ザ・リッツ・カールトンブランド初の温泉施設という意味です

温泉水は日光湯元温泉から引かれています。

出典:The Ritz-Carlton, Nikko「Spa & Onsen」

⚙️リッツカールトン日光の建築を実現したプロジェクト管理

完成した空間の背後には、多数の設計者、設備会社、施工者を統合する作業があります。

多数の専門分野をまとめる

ホテルには、建築、設備、厨房、サイン、BGM、IT、アート、家具、備品など、多くの専門領域があります。

ラグジュアリーホテルの完成度は、一人の建築家の造形だけでなく、多数の専門家を一つの空間へ統合できるかによって決まります

客室では眺望と静けさ、レストランでは厨房とサービス動線、温泉では防水、換気、湿度管理が必要です。

それぞれを別々に最適化するだけでは、ホテル全体の統一感を失う可能性があります。

海外デザインを国内条件へ翻訳する

海外のインテリアデザインを日本国内で実現するには、法規、材料調達、施工精度、設備、予算へ適合させる必要があります。

デザインの中心的な価値を残しながら、日本の建設条件で実現できる方法へ翻訳する作業が必要でした

日建設計は、ホテルオーナーを支援する立場から、設計内容と工事費を継続的に検証し、関係者を調整しました。

建築賞による外部評価

ザ・リッツ・カールトン日光は、MIPIM Asia 2021 AwardsのBest Hotel & Tourist Development部門でシルバーを受賞しました。

これは料理や接客ではなく、ホテル・観光開発プロジェクトとしての評価です

温泉・スパも複数の国際的デザイン賞でショートリストに選出されています。

出典:日建設計「The Ritz-Carlton, Nikko Wins MIPIM Asia 2021 Award」

💡リッツカールトン日光の建築を正しく読むポイント

「和モダン」「自然と調和」という抽象的な言葉だけでは、この建築の具体的な価値は伝わりません。

和モダンを具体的な仕組みへ分解する

リッツカールトン日光の日本的な特徴は、単純な和柄や色彩ではありません。

玄関、縁側、テラス、暖簾、陰影、杉材といった要素が、人の視線と身体の動きを整える仕組みとして使われています

  • 玄関で靴を脱ぎ、室内へ移る
  • 縁側的な領域を介して自然へ近づく
  • 杉材で景観を切り取る
  • 暖簾をくぐって温泉へ入る
  • 均一に明るくせず陰影を残す

借景とフレーミングを混同しない

外部の山や湖を建築へ取り込む設計は、借景と表現される場合があります。

一方、日建設計が公式に使っている表現は、杉材によるフレーミングです。

借景が外部景観を空間構成へ取り込む広い考え方であるのに対し、フレーミングは柱、梁、窓で見る範囲を具体的に整える手法です

借景に通じる考え方と分析することはできますが、「伝統的な借景技法を採用した」と公式事実のように断定するのは避けた方が正確です。

都市型ホテルとの違い

都市型の高層ホテルでは、高所から街を見下ろすことが眺望価値になります。

リッツカールトン日光では、高さではなく自然との距離が重要です。

ガラス越しに遠景を眺めるだけでなく、深いテラスを介して外気や自然へ接続する点が大きな違いです

比較項目 都市型高層ホテル リッツカールトン日光
眺望 高所から都市を見る 湖・山・森林へ視線を向ける
建物構成 一体的な高層建築 3つの客室棟
外部との関係 窓越しに遠景を見る 深いテラスを介して接続する
主役 都市のスカイライン 奥日光の自然景観

✨リッツカールトン日光の建築が示す価値

このホテルは、目立つ外観によって遠くから注目を集める建築ではありません。

建物ではなく景観を主役にする

3つの客室棟を異なる眺望へ向け、すべての客室に深いテラスを設け、杉材で視界を整えています。

建築を目立たせるのではなく、建築を通して見える奥日光の景観を主役にしています

中禅寺湖、男体山、周囲の山地や森林は、建物の外にある背景ではありません。

柱、梁、窓、テラスによって室内空間の一部へ変換されています。

土地と結び付いた設計は古びにくい

流行する色や家具は、時間がたてば古く見える可能性があります。

しかし、建物が向く方向、中禅寺湖との距離、男体山との関係は簡単には失われません。

リッツカールトン日光の普遍性は、装飾様式ではなく、この場所でなければ成立しない配置にあります

火山活動がつくった湖、信仰の対象となった山、外交官が集まった国際避暑地。

それらの時間を、配置、素材、動線へ変換したことが建築の価値を支えています。

注目したい建築の見方

リッツカールトン日光を見る際は、豪華かどうかだけでなく、視線と身体の動きに注目すると設計意図が分かります。

一つの素材を見るのではなく、建築がどのように自然へ人を導くかを追うことがポイントです

  • 客室棟がどの方向へ向くか
  • テラスが景観をどう切り取るか
  • 杉材が視界の枠としてどう働くか
  • 室内と屋外の間にいくつの境界があるか
  • 温泉へ向かう途中で視界や身体動作がどう変わるか
  • 地域の工芸がどこへ組み込まれているか

ザ・リッツ・カールトン日光は、奥日光の景色を背景として利用したホテルではありません。

湖、山、森林の見え方と、そこへ近づく人の動きを再構成した建築です


主な出典・参考資料

 - ライフスタイル・生活の知恵 , , , , , , , , ,